読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

homme à femme

fluctuat.nec.m@gmail.com

東京デート【渋谷】

f:id:coqeut:20160224222650j:image
 
東京は魑魅魍魎
 
恋情は男女の戦争
 
勝者の武器は言葉と手管
 
 
 
 

戦局

「俺のスペシャルシートに座らせてあげようw」
「ありがとうwよく来るの?」
「ちょくちょく来てる。」
「ふーん。いつも通過してた。」
「そうなんだ。松濤の方?」
ユーロスペース近くのカフェが好きでよく行く。」
「そっかあ、ここめっちゃいいよ!」
「何がいいの?」
「そんなにかしこまる所じゃないwお酒飲める人?」
「飲めるよー」
「今日は飲みに来たんでしょ?w」
「味とか良く分からないけど。」
「あまり分からない人?」
「強くはないけど味は嫌いじゃない。」
「俺、今日は結構飲みたいから、この料理に合うのを頼んで楽しもう。」
「お願いします。」
「めっちゃ緊張して来たんだよ。今もしてるけど。」
「ホント?」
「してなさそう?」
「してなさそう。」
「緊張してないでしょ?」
「してるよ。」
「なんでしてるの?そんなする相手ではない。」
「いや、するでしょ。やっぱり初対面は。」
「まあね。」
「仕事以外はする。」
「仕事モードじゃないよね!?」
「うん。」
「それちょっとやめてね。俺を仕事フォルダへ入れるみたいなw何かもう、友達フォルダと仕事フォルダへ入れたから帰ろうみたいなw」
「いやいやいや。」
「ちゃんと素直に喋って欲しい。」
「素直に喋ってるよ。」
「お互いに貴重な時間を使う訳だから。あとで、あの時間は何だったんだってなるでしょ?」
「たしかに。」
「で、つまらなかったら帰っていい。」
「ははは!超上からw」
「俺もつまらなかったら帰る。」
「こわいこわい。」
「海外に結構居たからオープンなのが好き。」
「ん?」
「そういう人いない?歴戦の男性経験を誇るだろうから、バッーみたいなw」
「え?」
「こんな男いたなって思ってるんでしょ?」
「思ってない。つまらなかったら帰るのかみたいな。」
「学習してたんだ!」
「そうそう。大丈夫。」
「ワインリストありますか?」
「すごい。」
「じゃ、俺が色々教えてあげよう。任せてよ。ワインとかトークもそうだけど、相手に新しい世界を見せるのが好き。」
「ふーん。楽しみ。」
「さて俺のスマートな振る舞いを見せちゃおうかなw」
「よろしくお願いします!」
「ちゃんとした飲み方知りたい?」
「めっちゃいい匂いする。何これ?」
「この造り手はすごい。」
「何これ、知らない、こんなん。」
「これ、新しい世界でしょ?」
「うん。すごいね。」
「匂いフェチ?」
「うん。」
「どんな匂いが好きなの?」
「冬は甘いのが好き。」
「俺の香水どう?」
「分かんないw」
「じゃあ、逆に臭いのとかが好きなの?ワキガの男の人の匂いどう?」
「うーん。」
「今のところ匂いフェチが良く出てきてない。じゃあ、どういうところがそう思う?」
「お酒とか食べ物の香りが好き。」
「食べ物とかの匂いが好きとかじゃなく、男の人の匂いが好きなのを匂いフェチっていうんだ。そういうんじゃないでしょ?」
「そうじゃない。」
「男の人は食べ物じゃないからね。そういう認識じゃないよね?」
「うん。」
「俺、結構好きだけどね。女の人の匂い。最初はちょっと抵抗あるけど、回を重ねると肌に馴染んできてクセになるみたいな。これ匂いフェチ?」
「そうだね。分かったw」
「こういうお店好き?」
「うん。」
「じゃ、色々連れてく。いい子にしてたらねw」
「嫌いな訳ないよ、女子だもん。」
「女として見られたい人だから。」
「それはそうだよ!」
「男の人とあまり付き合ってきてないの?」
「そんな事ない。モテてないって言ったらウソだよ。」
「すごいモテアピール!w」
「あはは!そんなウソついてもさ。若い頃は特にバカだったし。」
「1晩だけみたいの?」
「あるよ。全然。」
「じゃあさ、セックスしたら不健全だと思う?」
「全然思わない!」
 
 
 

突破口

「匂いフェチ?」
香りを喚起する言葉を磨こう。
嗅覚は、他の感覚と違って直接本能に作用するからだ。
香りは、理屈抜きで、感情をリラックスさせられるし、興奮させることもできる。
男も女も、知らず知らず、性を意識するだろう。
 
 
 

戦地

オステリアアッサイ
 
 
 
はてなブックマークやフォローは悦楽。
エロスが記事へ昇華する唯一無比の原動力です。
広告を非表示にする